集中力に関するTips その1
はじめに
さて、自分で言うのも変だが、私は集中できるときとできないときの差が激しい方だ。
普通に読書している時でも、すぐに飽きて別の本を読みたくなってしまうときもあるし、逆に、ゲームなどで一度集中に入ってしまえば気づけば朝の5時までやってしまっていた、、、なんてこともある。
別にそのままでもいいじゃん、と思われるかもしれないが、やはり勉強などの作業をする際、集中するのとしないとでは効率に大きな差が出る。
そのため、当然、「どうすれば目の前の作業に集中できるようになるのか」ということを試行錯誤していくことになる。この記事は、私なりのその結果をまとめたものだ。
なお、ここで扱う「集中」とは、フルで集中している時(面白いゲームでスイッチが入ってしまった時、全く勉強していない明日の期末試験の科目を詰め込む時)の集中力を100とすれば、70~80の集中の程度である。イメージとしては「作業してなんか気がついたら1~2時間くらい経ってた」くらいのものであり、いわゆる、「ゾーンに入る」類の「集中」ではない。
集中に影響する環境要因–温度
まず、「集中に影響する環境要因」として、温度を挙げよう。
温度については、空調などを用いて各自の快適な温度にすることは当然である。しかし、冬場に、暖房の効きすぎて頭がぼーっとしたり、逆に夏場に冷房の効きすぎて足が冷え、集中できなかったことはなかっただろうか?
ここで、夏でも冬でも、「頭寒足熱」と言う言葉に気をつけて欲しい。
詳しくはググってみて欲しいのだが、要するに頭を冷やすことによって眠気を防止し、足を温めることによって体温が低下することを防ぐのだ。
「とりあえず夏は冷房をガンガン効かせて、冬は暖房を入れまくればOKっしょ」とならずに、「頭寒足熱」を意識した温度管理をしてみてはどうだろうか。
集中に影響する環境要因–音
次に、音をあげよう。結論から言えば、集中するためには「聞けばわかる言葉(TV、日本語の歌、他人の会話など)」を排除し、「ある程度の雑音(いわゆる環境音)」を聞くようにするのが最適である。
数学の問題を解いている時に、親がつけているTVの会話が耳に入ってきて、そちらに意識が流されてしまい、結果全然問題に集中できない、、、といったことはないだろうか。
人間の脳は、自分がわかる言葉が飛んでくれば、処理能力の一部を割き、それの意味を汲もうとするように出来ている。
そのため、集中しようとしている時に自分が理解できる言葉が飛んできたら、脳がその言葉の処理のためにリソースの一部を割いてしまい、結果集中力が削がれてしまうのだ。
逆に、全くの無音では落ち着かない、と言う人も多いだろう。そういう人にオススメなのが、雨音などのある程度の雑音、いわゆる環境音を聞くようにすることだ。
環境音の音源は「環境音 BGM」とかでググってもらえばいくらでも出てくるのだが、私が愛用しているのは以下のサイトだ。
私が利用しているのはWeb版なのだが、アプリで課金すれば「カフェ×雨音」などの細かいシチュエーションの環境音が設定できる。ぜひ利用して欲しい。
集中のための作業場所
最後に、集中するために作業場所をどう整えればいいかを扱う。
まず、当然ではあるがスマホや漫画などの集中を乱す要因を手の届かない範囲から排除することが大切である。
作業しているとついついTwitterやらLINEやらのSNSが気になってしまう。けれども、個人的な感想を言わせてもらうと、SNSやインターネットサーフィンなどでスマホをいじっている時が一番頭を使っていない。逆に、作業している時になるべくスマホを弄らないようにすると作業を終えてからの満足度が高い。
皆さんも良くお分かりだと思うが、一度乱された集中力は容易に戻らない。基本的ではあるが、それゆえに実行しにくいこのことをきちんと実行することが大切である。
また、その作業場所はどのような作業に向いているかをきちんと把握することも大切である。
例えば、受験生の時に、通学に使う電車の中で単語帳を眺めていた、という人は多いだろう。しかし、電車の中で、難しい数学の問題を本気で解こうとした人はおそらくいない。電車の中は基本机が使えないし、またよく揺れるので筆記に集中できないからだ。要するに、一つ一つの作業場所自体には、向いている作業と向いていない作業が存在する、ということである。
私は、浪人時代の時にその作業場所を使える時間の大小、机、雑音の有無で作業場所を3段階くらいに分け、作業に要する集中力の程度で、その場所で行う作業を決めていた。
集中を乱す要因の排除に対して、この、作業場所はどのような作業に向いているのかということは意識していない人は多いのではないのだろうか。
本来はこの後ろに集中力を保つために「作業に入る前」と「作業中」に気をつけるべきことを書こうとしたのだが、慣れないゆえに、以外にもここまでの執筆に時間がかかってしまった(約2時間)ので、ここまでとする。